ヘルペス脳炎で障害厚生年金3級を受給したケース

相談時の状況(30代・女性)

突然高熱が出て、受診するとヘルペス脳炎と診断され入院して治療を受けましたが、意識障害を起こし我に返ったのは入院して3か月ほど経ってからでした。気が付いた時には23歳までの記憶しか残っていませんでした。幼いはずの娘が大きくなっているなどに混乱してしまいました。消えた記憶が戻らないだけでなく、新しいこともすぐに忘れてしまいました。感情のコントロールができずイライラすることも多く、大切なことはすべてメモ書きし、家族がその都度確認するなど日常生活は全面的に家族の援助が必要な状況でした。

社労士による見解

ヘルペス脳炎からくる高次脳機能障害があり、記憶力の低下がありました。危機管理もできない状態でした。障害認定日の頃からほとんど日常生活の様子に変化がないため、認定日に遡って請求を行いました。

結果

障害厚生年金3級に認められ年間約58万円受給することができました。認定日請求も認められ、306万円の遡及金額も受給しました。

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