Cases発達障害・知的障害

アスペルガー症候群で障害基礎年金2級を受給したケース

2級 40代・女性 川崎エリア

相談時の状況(40代 女性、神奈川県)

学生時代は特定の分野に強いこだわりを持ち、優秀な成績を収める一方で、完璧主義な傾向から過呼吸やパニック発作に悩まされてきました。大学卒業後は専門職に就かれましたが、「0100か」という極端な考え方や、人との関係を築くことの難しさから、休職と離職を繰り返すことになりました。日常生活でも、献立を考える・掃除をするといった何気ない場面で強いこだわりが出てしまい、そのたびにひどく疲れ果ててしまいます。そのため、食事や服薬の管理、外出時の付き添いなど、ご家族と訪問看護による全面的な援助が欠かせない状態でした。一時は障害者雇用での在宅ワークにも挑戦されましたが、複数の作業を同時に進めることや環境の変化に対応することができず、希死念慮(死にたいという気持ち)まで現れるほど追い詰められた状況の中で、当事務所にご相談にいらっしゃいました。

社労士による見解

知能や言語能力は高い一方で、日常生活や就労の場面では「学んだことを応用する力の乏しさ」や「こだわりによる著しい疲弊」が目立つ事例でした。発達障害の場合、診断書の記載だけでは日常生活の困難さが伝わりにくいという難しさがあります。そこで、ご本人・ご家族から丁寧にお話をうかがい、次の点を具体的に整理して書類に反映させました。

・ご家族がスケジュール管理や見守りを日常的に担っている実態

・幼少期から現在まで続いてきた困りごとの経過

そのうえで、障害基礎年金の事後重症請求を行いました。

結果

障害基礎年金2級が認められ、年額約83万円を受給できることになりました。

※「事後重症請求」とは、障害認定日(初診日から16か月後)の時点では障害の状態が年金の等級に届かなかった場合や、当時の受診状況が確認できない場合に、その後症状が重くなったことをもって行う請求方法です。

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