
2026年度(令和8年度)の年金額改定により、障害年金の支給額が前年より増額されました。
「自分の障害年金はいくら増えるの?」
「実際の振込額はどれくらい変わるの?」
このような疑問をお持ちの方も多いのではないでしょうか。今回は2026年度の改定内容と、実際にどれくらい受給額が増えるのかをわかりやすく解説します。
“この記事でわかること”
- 2026年度の障害年金は1.9%増額
- 2級の月額が7万円の大台に乗ったこと
- 障害年金は非課税なので、増額分がそのまま手取りになること
- 新しい金額は6月支給分から反映されること
目次
1.2026年度の障害年金は1.9%増額
厚生労働省は、2026年度の年金額を前年度より1.9%引き上げることを発表しました。物価や賃金の上昇を反映した改定です。
1-1.障害基礎年金
| 等級 | 2025年度 | 2026年度 | 増額 |
|---|---|---|---|
| 1級 | 約87,000円/月 | 約88,260円/月 | 約1,260円/月 |
| 2級 | 約69,300円/月 | 約70,608円/月 | 約1,300円/月 |
2級の月額が「7万608円」となり、月額7万円の大台に乗ったのが大きなニュースです。
年間では1級:約15,000円増、2級:約15,600円増となります。
1-2.障害厚生年金3級・障害手当金の最低保障額
| 2026年度の最低保障額 | 前年比 | |
|---|---|---|
| 3級 | 年額635,500円(月額52,958円) | +975円 |
| 障害手当金(一時金) | 1,271,000円 | +23,400円 |
2.実際の振込額はいくら増える?
障害年金は偶数月に2か月分ずつ振り込まれます。
そのため2級の方の場合、約1,300円 × 2か月 = 約2,600円が1回の振込ごとに増える計算になります。
「大幅アップ」というほどではありませんが、食料品や光熱費などが値上がりしている中では嬉しい改定と言えるでしょう。
2-1.障害年金は非課税です
「年金が増えても、税金や社会保険料で引かれたら意味がないのでは…?」と思う方もいるかもしれません。
老齢年金の場合は所得税などが引かれますが、障害年金は法律で「非課税」と定められています。
税金(所得税・住民税)は一切かかりませんし、障害年金の額面から社会保険料が天引きされることもありません。
つまり「国から発表された金額(額面)が、そのまま手取り額」になります。今回の増額分は、まるまる生活費としてお使いいただけます。
3.子の加算や配偶者加給年金も増額
障害年金には、本体の年金額だけでなく加算制度があります。
| 加算の種類 | 2026年度の額(年額) |
|---|---|
| 子の加算(第1子・第2子) | 243,800円 |
| 子の加算(第3子以降) | 81,300円 |
| 配偶者加給年金額 (障害厚生年金1級・2級で、一定の条件を満たす配偶者がいる場合) | 243,800円 |
4.新しい金額はいつから反映される?
“反映のタイミング”
- 年金額改定は2026年4月分から適用されます
- ただし実際の振込は後払いのため、2026年6月支給分(4月・5月分)から新しい金額が反映されます
- 6月上旬に日本年金機構から「年金額改定通知書」と「年金振込通知書」が一体となったハガキが届きます
ハガキはぜひ大切に保管し、内容を確認してみてください。
5.金額よりも大切なのは「受給を継続すること」
今回の改定によって障害年金は増額となりました。
しかし最近では、障害年金の不支給、更新時の支給停止、等級変更などを心配される方も少なくありません。
年金額が増えても、更新時の診断書の内容によっては支給停止となる可能性があります。
特に精神疾患や発達障害、高次脳機能障害などで障害年金を受給している方は、更新前に現在の状態を整理しておくことが大切です。
6.まとめ
2026年度の障害年金は前年より1.9%増額となり、障害基礎年金2級では月額約1,300円、年間約15,600円の増額となります。
一方で、障害年金は「受給できること」が何より重要です。
更新手続きや新規請求で不安がある方は、お一人で悩まずご相談ください。ご相談は無料です。
